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[ エレクトロニクス ]
(2017/12/6 05:00)
パナソニックは5日、プラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)の技術を応用した真空断熱ガラス(写真)を開発したと発表した。2枚のガラスの間に約0・1ミリメートルの真空層をつくり、熱伝導を抑える。厚さ約6ミリメートルの複層ガラスとしては業界最高の断熱性能を実現した。
断熱性は厚さ約30ミリメートルの三層ガラスと同等。厚みは5分の1、重量は3分の2、コストも同等にできるという。12月から米子会社ハスマンが大型冷蔵室のドア部分に採用した。今後、住宅向けなどの用途を探る。
PDPに使う低融点ガラス製の封着材を採用。空間を支える低熱伝導性の材料などを新開発した。真空状態を作った後に封着部を切断する工法でガラス表面の排気孔もなくした。
(2017/12/6 05:00)