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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/12/9 05:00)
神戸製鋼所は8日、製品検査データの改ざん問題に関連し、子会社の神鋼メタルプロダクツ(北九州市門司区)が日本工業規格(JIS)認証を取り消されたと発表した。神鋼本体の真岡製造所(栃木県真岡市)も同認証が一時停止となった。対象品目は銅管やアルミニウム板など。両拠点とも認証機関の日本品質保証機構(JQA)が品質管理体制を審査していた。
両拠点は対象製品にJISマークを表示して出荷することができなくなる。神鋼によると、2017年3月期の両拠点のJISマーク表示品の売上高は合計で80億円強だった。一連の問題で、同認証の取り消しや一時停止処分を受けた拠点数は計4拠点に拡大した。
神鋼メタルプロダクツは、銅および銅合金の継ぎ目なし管のJIS認証が8日付で取り消された。寸法測定をせずに寸法成績表の数値を記入していたことが、認証取り消しに該当する重大な不適合と判断された。今後1年間は認証取得の再申請ができない。
真岡製造所はアルミおよびアルミ合金の板・条のJIS認証が一時停止となった。品質管理体制の是正が確認されれば停止が解除される。
(2017/12/9 05:00)