[ 政治・経済 ]
(2017/12/13 12:30)
ニューヨーク爆弾テロで制度批判
(ブルームバーグ)トランプ米大統領は12日、永住者・市民の親族を優先し、抽選でビザを発行する米国の移民制度を終わらせる考えを表明した。ホワイトハウスは11日にニューヨークで発生した爆弾テロに関連し、この制度を批判している。
トランプ米大統領は12日にホワイトハウスで「これら両方の制度を終わらせるつもりだ」と述べた。
国土安全保障省のホルトン報道官のツイッター投稿によると、ニューヨークのタイムズスクエアの地下鉄構内で11日起きた爆弾テロ事件のアケエド・ウラー容疑者(27)は、2011年にバングラデシュから家族移民ビザで米国に移住。その親族はビザ抽選プログラムを通じて米市民権を得ていた人物だという。
トランプ大統領は米国永住者・市民の親族を優先する移民制度を「連鎖移民」と呼んでおり、この政策を撤廃して米国への合法移民総数を減らす法案を支持しているが、同案は議会審議が進んでいない。
(2017/12/13 12:30)