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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/12/19 12:30)
(ブルームバーグ)9月に米連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請した玩具小売りチェーンのトイザラスが、ホリデーシーズンの売り上げ低迷に直面し、少なくとも100店舗の閉鎖を検討している。事情を知る複数の関係者が明らかにした。
最近報告を受けた関係者らによれば、今年の米国内のクリスマスショッピングシーズンの売り上げは、前年同期比で約15%減少した。情報が公にされていないことを理由に匿名で語った。閉鎖される店舗数はおよそ200店舗に上る可能性があると、これら関係者のうちの1人は説明したが、まだ決定していないという。
トイザラスの広報担当エイミー・フォンウォルター氏は「当社の所有不動産の扱いに関する最終的な判断は、会社にとっての最大の利益を慎重に考慮した上で下す」と述べ、「そうした数字に関するいかなる臆測も時期尚早であり、不正確な可能性が高い」とした。
トイザラスの直近の年次報告書によると、今年1月末時点で同社は米国内で879店舗を運営している。
店舗閉鎖の見通しは、同社の最大の仕入れ先である玩具メーカーのマテルとハズブロにとって新たな打撃となり得る。18日の株式市場で両社の株価は下落。日中の安値はマテルが4.7%安の14.76ドル、ハズブロは3.2%安の91.02ドルだった。
(2017/12/19 12:30)