格安スマホ、公正競争へ 総務省・有識者会議が初会合

総務省は２５日、格安スマートフォンを含めたスマホ事業者間の公正競争を促す施策を議論する有識者会議の初会合を開いた。格安スマホ市場では携帯大手傘下のサブブランドが存在感を発揮しており、その背景として携帯大手による優遇が懸念されている。会議に参加した委員からは、この優遇の是正を求める意見が相次いでおり、今後大きな論点になりそうだ。会議は２０１８年３月をめどに報告書をまとめる。

会議名は「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」。格安スマホ事業者は一般に携帯大手の回線設備を借りてサービスを提供する。

ただ、携帯大手傘下のサービスは他に比べて通信速度が速いなど、携帯大手によるグループ企業の優遇などが懸念されている。会議では優遇の検証や是正などを検討する。