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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/1/4 05:00)
ケイ・オプティコムは電動バイクベンチャーと協業し、2018年内に宅配業などへ向けて通信機能を備えた電動バイクを市場投入する。ケイ・オプのモバイル通信サービスで展開するSIMカードや、生体認証機能などをバイクに組み込む。走行位置や運転状況の把握などで、最適な配達ルート作成や車両管理を支援する。国内のほか、タイ、スリランカなど、アジア各国で展開する計画。
E・ミニモ(神奈川県藤沢市)の電動バイク「バトラ」に、ケイ・オプの情報通信技術(ICT)を付加した。消費税抜きの価格は2輪タイプが77万5000円、3輪タイプは88万円を想定している。
ミニモが販売するが、ケイ・オプによる販促活動も検討する。国内向けはケイ・オプのモバイル通信サービス「マイネオ」対応SIMカードを使い、同社のクラウドにデータを送信・蓄積する。
通信機能によって、車両の運行・管理の効率化につながる。車両盗難時の追跡や遠隔制御による走行停止なども可能。走行データの収集・蓄積もでき、急発進や急ブレーキなどの問題運転があった場合はドライバーに安全運転を促す。ブレーキ回数や走行距離をもとに、管理者へタイヤの交換時期を知らせる。
海外企業からの引き合いもすでにあり、今後、現地通信キャリアと協議する。電動バイクは排出ガスがなく環境負荷が低い上、自宅や店舗で充電でき、東南アジアなどで急速に普及している。
(2018/1/4 05:00)