第３回「１００年企業顕彰」（近畿）、大賞にレンゴーなど５社

１００年経営の会（事務局＝日刊工業新聞社）は第３回「１００年企業顕彰」（近畿経済産業局後援）を近畿地区（福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山の２府５県）で開催し、受賞企業を決定した。最優秀に当たる「１００年経営大賞」をレンゴー、呉竹、セーレン（以上大賞近畿経済産業局長賞・予定）、前田工繊（大賞福井県知事賞）、東農園（大賞和歌山県知事賞）の５社に贈るほか、各賞合わせ２０社を２３日、大阪市内で表彰する。

優れた理念を守り創業１００年以上といった伝統を持つ一方、不断の経営革新に挑み、顧客・従業員・地域社会と良好な関係を築く老舗企業に光を当てる。１５年の第１回（中部）、１６年の第２回（九州・沖縄）に続き、全国で展開する。

レンゴーは「働き方改革宣言」で労働環境づくりにも取り組み、呉竹は墨に始まり伝統産業を海外にも浸透させ、セーレンは繊維の一貫生産体制を確立したことなどが評価された。前田工繊は土木資材に繊維の技術を使い、東農園は地元特産の梅により内外に製品を発信している。

受賞企業は次の通り（各賞とも応募受け付け順）

《１００年経営大賞》

◇レンゴー◇呉竹（奈良市）◇セーレン◇前田工繊◇東農園（和歌山県みなべ町）

《１００年経営の会会長賞》

◇イシダ（京都市左京区）◇神明（神戸市中央区）

《日刊工業新聞社賞》

◇バンドー化学◇高松建設◇きしろ（兵庫県明石市）

《優良１００年企業顕彰》

◇向陽技研（堺市西区）◇虹技◇小林製薬◇松浪硝子工業（大阪府岸和田市）◇ニッタ◇近江度量衡（滋賀県草津市）◇杉多製簾（大阪府富田林市）◇美濃吉（京都市東山区）◇大日本除虫菊（大阪市西区）◇ロブテックス