[ 政治・経済 ]
(2018/1/19 11:00)
トランプ米大統領は18日、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)に電話し、昨年の税制改革法成立を受けて米国内で多額の投資を行う計画を発表したことに感謝の意を伝えたことを明らかにした。
アップルは17日、国外に滞留させている巨額資金の米国還流に伴い税支払い約380億ドル(約4兆2000億円)を見込むとともに、米国内事業に向こう5年で約3500億ドルを投じると発表した。同社は約300億ドルの設備投資を計画しており、既存の施設や新キャンパスで2万人程度の新規雇用を創出する。
トランプ大統領は18日にペンシルベニア州ピッツバーグ近郊での演説で、「昨日このニュースを耳にした時、3500億ドルと聞いて私は『3億5000万ドルという意味なら素晴らしい工場になるだろう』と話したら、『いいえ、3500億ドルだ』と言われた」とコメント。アップルCEOの「ティム・クック氏に私は電話で感謝した。米国内で1社があれほど大規模な投資をした例は思い浮かばない」と語った。(ブルームバーグ)
(2018/1/19 11:00)