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[ 化学・金属・繊維 ]
(2018/1/25 05:00)
【金沢】サンコロナ小田(石川県小松市、小田外喜夫社長、0761・43・2211)は、炭素繊維を極薄に広げて熱可塑性樹脂を含浸させたテープ状の複合材「フレックスカーボン=写真」を開発した。切断し、積層することで強度と等方性に優れたシート材にできる。またプレス成形がしやすく、量産品にも採用できる。
同社の強みである繊維を薄く広げる「開繊技術」を応用し、炭素繊維を広げて粘度の低い樹脂を均一に隙間(ボイド)なく含浸させることに成功した。その薄さから2ミリメートルのシート材にする場合、20層以上積層して高い強度を得られる。製造設備も自社開発した。
フレックスカーボンは、名古屋大学などによるコンソーシアムが優れた炭素繊維複合材の技術・製品を表彰する「コンポジットハイウェイ・アワード2017」の複合素材部門グランプリを受賞。今後は自動車部品やスポーツ用品などに提案し、新規事業として2020年6月期に20億円の売り上げを目指す。
(2018/1/25 05:00)
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