[ 機械 ]
(2018/1/26 05:00)
【水戸】イマジオム(茨城県日立市、高木太郎社長、0294・28・0147)は、生産ラインや製造機械で発生するトラブルを撮影できるカメラシステムの新機種を開発、発売した。機械設備のプログラマブルロジックコントローラー(PLC)による異常検出や機器トラブルなどで生じた音などを検知し、映像記録の機能を作動する。消費税抜きの価格は1システム当たり110万円から。年間20システムの販売を目指す。
新システムの名称は、「TargetWatcher(ターゲット・ウオッチャー)」。システムを搭載したパソコンを市販のカメラと接続して使える。カメラで撮影する機械などの対象物にトラブルが生じた際、トラブル時の様子やさかのぼった状況などを映像で記録できる。
従来のターゲット・ウオッチャーは、制御装置からの出力信号や異常表示灯の点灯、機械自体の動きを検知して映像記録の機能を作動させる。新機種は従来機能に加え、PLCと通信して異常検出時に映像記録できるようにした。
このほか、温度センサーなど連続的に変動するアナログ信号に反応する機能、トラブル時の音に反応する機能も盛り込んだ。
イマジオムは、2004年に設立したソフトウエア開発企業。製造業における製造工程で多用途に使えるカメラシステムを中心に企業の業務効率化などを支援する製品やサービスを幅広く手がける。
(2018/1/26 05:00)
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