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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/2/2 05:00)
ダイハツ工業は1日、業界で初めて販売店での車点検作業時間を従来より約3割短縮できる点検結果音声入力システムを開発、高知県の店舗に導入したと発表した。胸元につけるウエアラブルマイク、タブレット端末、ソフトウエアで構成。同マイクのスピーカーを通じシステムが読み上げた点検項目順に整備士が作業し、「良好」や「交換」などの結果を発話すると内容を自動記録する。整備品質の向上や作業効率化を図り、人材育成に活用できる。同システムは全国展開する。
6カ月点検や12カ月点検を効率化する。将来は車検での活用も目指す。点検結果を音声入力できるため、記録するために工具と鉛筆を持ち変える必要がなくなる。点検整備シートの電子化により顧客管理体制も強化できる。
効率化で得られた時間を整備士は顧客への説明などに充て、顧客満足度も向上させる。各点検項目の所要時間記録やガイド機能があり、新人教育にも活用できる。課題の整備士不足をITでカバーする仕組みで、要望があれば他社にも提供する考えだ。
(2018/2/2 05:00)