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[ 科学技術・大学 ]
(2018/2/13 05:00)
使い勝手のいい小型人工衛星の打ち上げ需要が高まる中、衛星を宇宙に運ぶ小型ロケットの開発競争が勢いづいている。米国では民間企業がロケット打ち上げビジネスに続々と参入しており、従来の打ち上げ費用を大幅に抑えることに成功している。宇宙航空研究開発機構(JAXA)や国内のベンチャーもこうした小型・低価格化の流れに乗り遅れないよう開発を進めている。(冨井哲雄)
【“相乗り”解消】
JAXAの奥村直樹理事長は超小型衛星について、「外交分野や人材育成で重要な役割を果たしている。将来の宇宙産業の中核になる」と期待する。地球観測画像の販売といったビジネス用途では、小型衛星よりさらに小さい100キログラム以下の超小型衛星の需要も広がっている。
現在、超小型衛星を宇宙に運ぶためには、大型ロケットに載せる大型の主衛星に“相乗り”するのが主流だ。だが低価格の小型ロケットが開発で...
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(2018/2/13 05:00)
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