【電子版】チャットブック、米セールスフォースと提携 法人向けにマーケティング自動化サービス拡販

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  チャットブックの「ChatBook」

チャットブック（旧ヘクト、東京都港区、小島舞子社長）は米セールスフォース・ドットコムと業務提携したことを明らかにした。セールスフォースのSFA（営業支援システム）サービス「Salesforce Sales Cloud」と、チャットブックのマーケティング自動化サービスを連携させることで、法人向けに拡販を目指す。１９日から個人利用は無料、法人利用であれば試用期間10日で利用できるようにした。

これに先立つ１月末、チャットブックは米セールスフォースの投資部門セールスフォース・ベンチャーズと、既存株主のイーストベンチャーズ、YJキャピタルを引受先とする第三者割当増資により資金調達を行った。調達金額は非公表だが、チャットブックでは新規の調達資金をもとに、より幅広い用途や顧客層に対応した新機能の開発、営業人員や開発者などの採用に投資するとしている。

チャットブックのマーケティング自動化サービス「ChatBook」は、フェイスブックと連携した自動応答チャットボットが簡単に作れる。これまで、問い合わせに応じてサービスの「お試し利用」の形で提供し、アンケートや顧客からのよくある質問に自動で答えるといった場面で利用されてきた。今後はマーケティング分野などでの幅広い用途展開を見込む。