キオクシア、上場 東証プライム初値1440円

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  打鐘する早坂伸夫社長

キオクシアホールディングス（ＨＤ）は１８日、東京証券取引所プライム市場に上場した。初値は１株１４４０円で、上場前の売り出し価格（公開価格）の１４５５円を下回った。初値ベースでの時価総額は約７７６０億円で、２０２４年の新規株式公開（ＩＰＯ）では東京メトロに次ぐ規模となった。キオクシアＨＤはスマートフォン向けの販売が主で、今後はデータセンター（ＤＣ）向けの販売を強化する方針。

上場セレモニーではキオクシアＨＤの早坂伸夫社長が上場を祝い、打鐘した。キオクシアＨＤは東芝のフラッシュメモリー事業を母体として１７年に分社化して設立。１８年に米ベインキャピタルを中心とする企業連合が約２兆円で買収した。２０年には東証から上場申請を承認されたが、米中対立などのあおりを受け延期するなど、上場を模索してきた。

上場によって得た資金で人工知能（ＡＩ）ＤＣ向けの販売を強化する。