[ ロボット ]
(2018/2/23 05:00)
三井不動産は同社が運営する大型商業施設「ダイバーシティ東京プラザ」(東京都江東区)にサイバーダインの新型清掃ロボットを3月から1台導入する。ロボット技術やICTの活用により施設管理業務の省人化につなげる。今後、利用効率を高めて三井不動産が運営する他の商業施設への導入を目指す。
従来の清掃ロボットは吹き抜けなどの大空間や曲面がある複雑な形状などが清掃しにくい課題があった。三井不動産とサイバーダインはダイバーシティ東京プラザで2017年11月から実証実験を開始。実験を通じサイバーダインのセンシングや人工知能(AI)技術で課題を解決できたことから三井不動産が本格導入することにした。ダイバーシティ東京プラザの清掃面積は約4000平方メートル。清掃ロボット1回の充電で清掃可能という。
新型清掃ロボット「CL02」は搭載したセンサーで建物内部の形状をスキャンし清掃経路を記憶できるため、磁気テープやマーカーといった誘導線なしで走行する。また、従来モデルより走行スピードが速いほか、3次元カメラを使い立体的に障害物を検出するため安全性が高い。
(2018/2/23 05:00)