[ 地域経済 ]
(2018/3/6 05:00)
東京都豊島区はプロジェクションマッピング技術を活用した「特別区民税・都民税(住民税)証明書」の課税・納税証明書発行の実証実験を始めた(イメージ)。同技術を活用した課税・納税証明書の発行は自治体では珍しい。プロジェクターから投影された様式イメージを見て、専用ペンで操作する。文字認識技術で手書き文字を文字データに変換する。データは窓口担当のパソコンで確認できる。
三菱電機インフォメーションシステムズ(東京都港区)のペーパーレス受付システム「らくかけくん」を活用した。実証実験では専用記載台1台を設置した。紙の申請用紙やディスプレーモニターと比べ文字を大きく表示でき、ガイダンスも記入箇所に応じて表示するなど利便性を高められる。職員の確認・問い合わせ対応の減少、データ入力、申込書管理負荷の低減といった業務効率化を見込む。ペーパーレス化で年間3万件以上の書類の保管倉庫のスペース削減にもつながる。
(2018/3/6 05:00)