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[ 政治・経済 ]
(2018/3/22 05:00)
トランプ米政権が保護主義を一層、強めている。20日(現地時間)までアルゼンチンで開かれた主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議でも米国の保護主義が懸念された。11月の米中間選挙を控え、トランプ氏の支持固めの思惑ものぞくが、欧州連合(EU)や中国は報復措置も辞さない意向。日本は引き続き早期に輸入制限の対象外とするよう米国に要請する。(編集委員・神崎正樹、吉田周示)
米国は23日に鉄鋼・アルミニウムの輸入制限を発動する。鉄鋼に25%、アルミに10%の新たな関税を課すことで貿易赤字を削減する。
今回の輸入制限は、鉄鋼の過剰生産が指摘される中国や対米鉄鋼輸出が最も多いEUなどを念頭に、通商拡大法232条に基づき発動する。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉中のカナダとメキシコは対象から外し、日本などの同盟国は個別に輸入制限のあり方を決める方針だ。
貿易赤字を国の損失とみなすトラ...
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(2018/3/22 05:00)
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