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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/3/29 11:30)
米航空機メーカー、ボーイングが身代金要求型ウイルス「ワナクライ」の攻撃に遭い、787「ドリームライナー」と777の一部の製造機器が使用不可能になるのではないかとの懸念が同社内で一時広がったと、米紙シアトル・タイムズが報じた。
ボーイングはサイバー攻撃があったことを認めたものの、「これに関して間接的に伝えられたコメントの幾つかは誇張されており、不正確だ」と指摘。航空機生産と納入は影響を受けていないと、電子メールで送付した発表資料で説明した。
ボーイングの広報担当リンダ・ミルズ氏は、「当社のサイバーセキュリティー運用センターが、少数のシステムに影響を及ぼした限定的なマルウエア侵入を確認した」とした上で、「修正が適用されており、生産や納入には問題ない」と述べた。
シアトル・タイムズによれば、このサイバー攻撃で影響を受けた可能性があるのはサウスカロライナ州ノースチャールストンの787製造ラインとワシントン州エベレットの777製造ライン。(ブルームバーグ)
(2018/3/29 11:30)