福岡証券取引所、プロ市場開設 7社上場

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【福岡】福岡証券取引所は１６日、プロ投資家向け株式市場「Ｆｕｋｕｏｋａ　ＰＲＯ　Ｍａｒｋｅｔ（福岡プロマーケット、ＦＰＭ）」を開設し、７社が上場した。本則と新興企業向け「Ｑボード」に続く三つ目の市場で新設は２４年ぶり。地域企業などの成長に対し「選択肢を増やす」（長宣也理事長）狙い。

福岡市中央区の福証で開いた開設式では、長理事長が来賓と銅鑼を３度叩き、成功を願った（写真）。

プロ向けでは国内２カ所目。東京証券取引所の東京プロマーケット（ＴＰＭ）を参考に制度設計した。上場にあたり数値基準を設けず、審査の時間短縮を含めて一般市場よりもハードルを下げた。海外企業を念頭に英語での開示も可能にした。

上場した７社では、テクロが単独上場。ＴＰＭと同時上場がハウジング・スタッフ。ＴＰＭ既上場がアイビスホールディングス、ＮＩＣＳ、ニューロマジック、ヒューマンアジャスト、ライフクリエイトの５社。

九州・沖縄で盛んな半導体関連の再集積やベンチャー支援などの動きとも連動し、企業の上場促進を図る。