- トップ
- 記事詳細
(-0001/11/30 05:00)
田島軽金属(埼玉県羽生市、田島正明社長、048・563・5221)は30日、創立50周年記念式典をさいたま市大宮区のパレスホテル大宮で開き、田島社長が「5年以内に後任の社長を育ててバトンタッチすることを約束します」とし、2023年以降は次の社長に経営を託す考えを示した。すでに候補者を絞り込んでいると見られ、今後、経営者に必要なネットワークづくりなどをサポートしていく構えだ。
新体制への移行をスムーズに
IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などテクノロジーが急速に進歩し、製造現場にイノベーション(革新)をもたらす中、田島社長はこうした流れなどに対応し、業容を拡大していける人材を見極める。3月に同社が創立50周年を迎え、さらに自身が60歳になったことを節目に、後継者に関する方針を広く伝え、新体制への移行などを円滑に進める。
田島軽金属は砂型を使ったアルミ鋳物品を製造し、2tを超える大物製品に実績がある。軽量化のニーズが高まる自動車分野を中心に、医療・工作機械分野の市場開拓を加速している。17年12月には、経済産業省が地域活性化の担い手になりうる企業を選んだ「地域未来牽引企業」の認定を受けた。創立50周年記念式典には、取引先幹部ら約400人が出席した。
(-0001/11/30 05:00)