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[ 中小・ベンチャー ]
(2018/3/31 19:30)
田島軽金属(埼玉県羽生市、田島正明社長、048・563・5221)は30日、創立50周年記念式典をさいたま市大宮区のパレスホテル大宮で開き、田島社長が「5年以内に後任の社長を育ててバトンタッチすることを約束します」とし、遅くとも2023年以降は次の社長に経営を託す考えを示した。すでに候補者を絞り込んでいると見られ、今後、経営者に必要なネットワークづくりなどをサポートしていく構え。
新体制への移行をスムーズに
IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などテクノロジーが急速に進歩し、製造現場にイノベーション(技術革新)をもたらしている。こうした流れに対応して業容を拡大していけるかなどについて、田島社長は候補者の力を見極める。4月に同社が創立50周年を迎え、さらに自身が60歳になったことを節目に、後継者に関する方針を広く伝え、新体制への移行などが円滑に進むようにする。
田島軽金属は砂型を使ったアルミ鋳物品を製造し、重さ2トンを超える大物製品に実績がある。軽量化のニーズが高まる自動車分野を中心に、医療・工作機械分野の市場開拓を加速している。17年12月には、経済産業省が地域活性化の担い手になりうる企業を選んだ「地域未来牽引企業」の認定を受けた。創立50周年記念式典には、取引先幹部ら約400人が出席した。
(2018/3/31 19:30)