- トップ
- 自動車・輸送機ニュース
- 記事詳細
[ 自動車・輸送機 ]
(2018/4/2 13:30)
米テスラは1-3月(第1四半期)終了間際までセダン「モデル3」の生産・納車にフル回転で取り組み、目標達成に対する投資家の不安を打ち消そうとぎりぎりの追い込みをかけた。
テスラに対する懐疑的な見方は先週以降特に強まっている。先月起きたクロスオーバー車「モデルX」の衝突事故を巡り、同社は米運輸安全委員会(NTSB)の調査を受けている。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、テスラの格付けを引き下げた。生産問題と債務積み上がりに対する懸念が背景にある。
テスラが今年1月に示したモデル3生産見通しによると、第1四半期末には週間ベースで約2500台となっているが、ブルームバーグが独自にまとめたデータでは1日時点で生産台数は推計約1190台となっている。ただしこの数字には、最後の追い込みで生産された分は反映していない可能性がある。
先月23日の死亡事故では、モデルXは自動運転支援機能「オートパイロット」が作動中で、衝突直前の6秒間、複数回の警告サインが出ていたにもかかわらず運転手はハンドルから手を離していたと、テスラは30日夜に発表した。(ブルームバーグ)
(2018/4/2 13:30)