ルネサス株、革新機構が一部売却 持ち株比率33.4％に

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ルネサスエレクトロニクスは３日、同社の株主が発行済み株式の１６・２％に当たる最大約２億６９９１万株を売り出すと発表した。４５・６％の株式を保有する産業革新機構が持ち分の１２・２％を売却するほか、母体企業の日立製作所とＮＥＣも売却する。売却価格は１８―２０日に決定し、２６日から５月１日の間に手続きを完了する予定だ。革新機構の持ち分は３３・４％になる。母体企業の持ち株比率はそれぞれ、日立が５・６％から最大で３・７％になるほか、ＮＥＣは退職給付信託分として６・４％から４・３％に下がる。

ルネサスの経営再建が完了し成長へ移行する中、革新機構は保有株の売却を進めている。２０１７年５月時点の同機構の持ち株比率は６９・２％だった。