[ 政治・経済 ]
(2018/4/5 13:30)
米軍施設から離陸する米空軍のCV22オスプレイ(5日午前、時事)
米空軍のCV22オスプレイ5機が5日午前、横浜市神奈川区の米軍施設から離陸し、横田基地(東京都福生市など)に到着した。今後、いったん同基地を離れ、今夏にも正式配備される。沖縄県以外の在日米軍基地への配備は初めてとなる。
今回は一時的に横田基地へ立ち寄るだけで、5機は訓練のため2~3カ月間、同基地を離れる。数年間かけて段階的に計10機が配備される予定。在日米軍は4日、5機を米軍施設に陸揚げしていた。
在日米軍は当初、2017年後半のCV22の横田基地配備を予定していたが、その後19~20年に延期することを決めていた。北朝鮮情勢を踏まえ、期間を短縮したとみられる。
CV22は空軍が主に特殊作戦で使用し、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されている海兵隊のMV22オスプレイとは仕様が異なる。MV22は事故やトラブルが相次いでいるが、特殊作戦を遂行するCV22はさらに事故率が高いとされる。
東京都昭島市に住む横田基地騒音訴訟原告団団長の大野芳一さん(78)は「機体の安全性に心配がある。これから一体どう運用されるのか分からないが、パイロットが習熟するために飛行を繰り返すのではないか」と懸念を示した。(時事)
(2018/4/5 13:30)