島根製造業、大きな地震被害なし

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  地震で隆起した道路（9日、島根県大田市、島根日日新聞提供、時事）

９日未明に発生した島根県大田市を震源とするマグニチュード６・１の地震で、現地の製造業にはこれまでのところ大きな被害は出ていないもようだ。イワミ村田製作所（島根県大田市）は地震発生時に工場操業中だったが、地震を受けて操業を停止し従業員を帰らせた。９日朝から工場の設備類を点検し、床などに一部亀裂が入っているものの全般的に大きな損傷は見られないという。設備の状況を確認しながら順次生産を再開している。

広島アルミニウム工業（広島市西区）の大国工場（島根県大田市）では生産設備などには大きな損傷はなかったが、従業員食堂の配管が壊れて水があふれた。もともと９日は設備を停止しての点検日だったといい、順次設備を点検しながら稼働を再開させるとしている。

その他、鋳造の石見日東（島根県大田市）や、義肢などを製造する中村ブレイス（同）にも大きな被害はなく、通常営業を続けている。