型技術５月号／ダイカスト金型のトラブル対策事例集

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日刊工業新聞社が１６日に発売する月刊誌「型技術」５月号では「実践　ダイカスト金型のトラブル対策事例集」を特集する。ダイカスト生産中に発生した金型にかかわるトラブルに焦点を当て、輸送機器、ダイカスト、金型、周辺機器メーカーなどが実例をもとにした対策事例２０件を紹介する。

総論はものつくり大学の西直美教授が執筆。ダイカスト金型のトラブル（損傷）の種類と発生原因、対策の基本について解説する。

事例集では、発生頻度の高いヒートクラックや型割れ、焼付き、溶損、かじりなどを取り上げ、それぞれ（１）トラブルの現象、（２）発生状況、（３）鋳造条件、（４）原因、（５）対策、（６）その結果について、写真やイラストを用いてビジュアル的に解説する。

ダイカストトラブルの原因は、使用する合金や作業条件などによる場合もあるが、金型設計・製作に起因することが多い。トラブルをできる限り未然に防ぎ、仮に起きてしまった場合には、現象を把握し、素早く原因を見つけ出すことが重要となる。