[ 政治・経済 ]
(2018/4/15 07:00)
安倍晋三首相は14日、自民党大阪府連が大阪市内のホテルで開いた会合に出席した。首相はあいさつで、日本維新の会が推進する大阪都構想について「府連の考え方は自民党の考え方だ。そして自民党総裁である私の考え方でもある」と述べ、都構想に反対する府連を支持する意向を明言した。
府連は、大阪を地盤とする維新と対立関係にある。首相は府連に配慮することで、秋の総裁選での支持を拡大する狙いがある。首相は「私は常に大阪府連と共にある。来る(来春の)統一地方選を共に戦い抜き、頑張って大阪を発展させていこう」と強調した。
一方、首相は森友・加計学園問題などに関し、「行政に対する国民の信頼を揺るがす事態になっている。先頭に立って、全容を解明し、根本から組織を立て直していく」と述べ、信頼回復に努める考えを示した。
憲法9条の改正については「憲法に日本の独立と平和を守る自衛隊と明記し、違憲論争に終止符を打とう。それは私たち自民党の責務だ」と重ねて意欲を語った。(時事)
(2018/4/15 07:00)