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[ 科学技術・大学 ]
(2018/4/18 05:00)
【那覇】沖縄科学技術大学院大学の新竹積教授の研究グループは、開発した波力発電装置の実証をモルディブ共和国で5月に始める。ブレードやタービンを平均海水面の高さに円柱で固定する形状で波のエネルギー取り込みを最適化する。まず、タービン直径35センチメートルの試作機で開始する。
9月から同70センチメートルの実物大装置で2019年3月まで実験する計画。自然環境での実証は初となる。
カンドゥーマ島のリゾートホテル敷地内で実施する。実際の波による実験データを蓄積し実用化につなげる。海岸から約50メートル沖合に発電装置2台を設置し、打ち寄せる波でタービンを回し発電する。環境や景観への影響が小さい場所を選んだ。
実験機はジュラルミン製だが、実用段階では耐波性と海中生物の安全性を両立した柔軟な素材を想定する。
実験にあたり、同国環境エネルギー省、公共建物(東京都中央区)との3者で覚書を交わした。
(2018/4/18 05:00)
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