[ ロボット ]

自動で生物採取する海中ロボ 東大・九州工大が開発(動画あり)

(2018/4/25 05:00)

  • 自動採取に成功した海中ロボ「Tuna−Sand2」

東京大学のソーントン・ブレア准教授と九州工業大学の西田祐也助教、浦環特別教授らは24日、海中ロボットによる自動生物採取に成功したと発表した。小型ロボットと小型調査船で、駿河湾沖の海底を調査し貝を採取した。海底の探索や目標生物の検知、採取を自動化できたことで海洋調査の負担を減らせる。観測用や自動採取用など複数の海中ロボを運用しやすくなる。

海中ロボが海底を観測し、撮影位置と海底物のマップを作製する。生物が映ったと想定される画像はデータを圧縮して調査船に送る。船上の研究者が採取を指示すると、撮影地点に戻って対象を探し吸引して回収する。

生物候補の画像は画像処理で検知し、データを4分の1程度に圧縮して送信する。海中は音響通信が限られるため、自動検知や通信量の削減が必須だった。自動化により広域観測機と自動採取機などの同時運用がしやすくなった。観測機が発見した生物や鉱物を、採取機が回収するなどの運用が期待される。

(2018/4/25 05:00)

総合4のニュース一覧

おすすめコンテンツ

図解よくわかる 実践!スマート農業

図解よくわかる 実践!スマート農業

原子力年鑑2025

原子力年鑑2025

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい物流現場改善の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい物流現場改善の本

カラー版 目で見てわかる 測定工具の使い方・校正作業

カラー版 目で見てわかる 測定工具の使い方・校正作業

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン