[ ロボット ]
(2018/5/2 05:00)
ハタプロ(東京都港区、伊沢諒太社長、03・6277・7335)は、自社開発の人工知能(AI)ロボット「ZUKKU(ズック)」を自動販売機に搭載した新たなコミュニケーション事業の実験を東京ドーム(東京都文京区)で始めた。ドーム内に設置した飲料自販機の前を通りかかる客にズックが性別や年代、時間などに合わせてドーム内の施設情報などを提供する。5月中にも他の観光地やレジャー施設などへ同自販機を展開する。1年後に1000台の普及を目指す。
ズックはフクロウ型で人間の手のひらに乗るサイズ。人物認識センサーや通信機能を搭載し、客の年代や性別に合わせて「スリルな体験ならジェットコースターがお勧め」などの個別案内が可能。ハタプロは「施設案内をお勧め飲料やイベント情報に置き換えることもできる」としており、観光地やオフィスビルに置いた自販機での活用、飲料メーカーの客に合わせた好み商品提供などのケースを想定。売り込みを図る。
(2018/5/2 05:00)