[ 金融・商況 ]
(2018/5/7 21:30)
仮想通貨交換業大手コインチェック(東京)は7日、仮想通貨モネロの出金と売却のサービスを順次再開したと発表した。1月に不正アクセスを受け、ほぼ全てが流出したNEM(ネム)を除く全12種類の取り扱い仮想通貨について、利用者は出金と売却が可能になった。
モネロは、送付先をたどることができない「匿名通貨」。コインチェックではこのほか、ジーキャッシュ、ダッシュといった匿名通貨を取り扱っており、出金と売却を4月に再開していた。
コインチェックは巨額流出を受け、ビットコイン以外の12種類の売買を停止。3月以降、顧客保護の観点から、出金と売却は順次再開しているが、購入は金融庁の登録を得た後に再開する。
ただ、匿名通貨は金融庁がマネーロンダリング(資金洗浄)に悪用されるリスクを懸念しており、新規購入は取りやめる。(時事)
(2018/5/7 21:30)