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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/10 05:00)
トヨタ自動車が9日発表した2018年3月期連結決算(米国会計基準)は、当期純利益が2兆4939億円となり日本企業では過去最高になった。期初時点で2期連続の減益を見込んだが、米国の法人減税や円安に加えて原価改善など“真水の実力”も着実に高めたことが大きい。豊田章男社長は「たゆまぬ改善というトヨタらしさが表れはじめた決算だ」と述べ、原価改善の徹底を通じ将来への投資の原資を稼ぐ考えを強調した。
増益の主因は米法人減税。減税による繰り延べ税金負債の取り崩しが当期純利益を約2500億円押し上げた。円安傾向も有利に働き、営業利益を2650億円押し上げた。こうした外的要因に加え、地道な原価改善でも営業利益を1650億円増やした。
地域別では市場が冷え込む北米で販売奨励金(インセンティブ)がかさんで減益となったものの、ハイブリッド車(HV)の拡販が奏功した欧州や原価改善を進めた日本などで増益を確保した...
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(2018/5/10 05:00)
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