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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/5/11 05:00)
相模鉄道は新型車両「12000系」6編成の製造をJR東日本子会社の総合車両製作所(横浜市金沢区、J―TREC)に発注した。2019年度下期に開業予定の新線「相鉄・JR直通線」を経由してJR線で新宿、渋谷方面に乗り入れる車両。今後、デザインや仕様など詳細を詰める。新型車両は18年度内に1編成を受領し、開業までに残り5編成を導入する計画だ。
相鉄の「12000系」は4扉車10両で1編成。相鉄は駅舎や車両、制服の基本概念を統一し、認知度や好感度向上を狙う“デザインブランドアッププロジェクト”に取り組んでおり、車両内外装のカラーリングにも反映される見通し。
J―TRECのステンレス車両「サスティナ」を採用する。サスティナは車体を共通化して初期費用や保守費用を抑えており、デザインや機能は顧客ごとに対応している。兄弟車にはJR東の山手線「E235系」、京王電鉄「5000系」、東京急行電鉄「2020系」などがある。
相鉄は、22年度下期に開業予定の新線「相鉄・東急直通線」向けでも新型車両「20000系」を導入。2月から1編成が相鉄線内で営業運転している。同車両では日立製作所のアルミ車両「Aトレイン」を採用した。
相鉄・JR直通線は相鉄線の西谷駅(横浜市保土ケ谷区)と、JR東海道貨物線の横浜羽沢駅(同神奈川区)を結ぶ延長約2・7キロメートルの連絡線。相鉄線沿線から都心への所要時間が短縮し、沿線の魅力向上が期待されており、開業に向けて地上設備の準備が進む。
相鉄のJR線乗り入れ車両は新型「12000系」と既存の「11000系」を予定する。
(2018/5/11 05:00)
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