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[ エレクトロニクス ]
(2018/5/16 14:00)
【ニューヨーク=時事】米事務機器大手ゼロックスの大株主で、富士フイルムホールディングスによる買収に反対した実業家ダーウィン・ディーソン氏は15日までに、ゼロックスの身売り先を決める入札をなるべく早く始めたい意向を明らかにした。米ブルームバーグテレビのインタビューで語った。
ゼロックスは13日、富士フイルムによる買収合意の破棄と、ディーソン氏、著名投資家カール・アイカーン氏の大株主2人との和解を発表。富士フイルムとの合意をまとめたジェイコブソン最高経営責任者(CEO)ら取締役6人が辞任した。
ディーソン氏は「(新経営陣は)富士フイルムを含め、ゼロックス買収に関心を持つあらゆる者に公平な機会を与える」と強調。「われわれはこの会社をできるだけ良い条件で売るつもりだ」と語った。同社が既に数社の投資会社と協議していると明かす一方で、富士フイルムと新たな合意ができれば「最善策」になり得るとも述べた。
(2018/5/16 14:00)