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[ エレクトロニクス ]
(2018/5/31 11:30)
キヤノンは30日、フィルムカメラで唯一の現行機種であるフィルム一眼レフ「EOS-1v」の販売を終了したことを明らかにした。2010年に生産を終了しており、このほど在庫分もゼロとなったためホームページ上で販売終了が告知され、80年超のフィルムカメラの歴史に静かに幕を下ろした。
キヤノンは、前身である精機光学研究所が1936年に35ミリフィルムカメラ「ハンザキヤノン」を発売して以来、フィルムカメラを生産してきた。EOS-1vは2000年に発売した最上級モデルで愛好家から評価されたが、デジタルカメラの波にのまれた。
25年10月31日までは修理対応を行うが、20年10月31日以降は部品の在庫状況に応じた対応になるという。大手メーカーではニコンがフィルムカメラの販売を続けている。(時事)
(2018/5/31 11:30)