[ ICT ]
(2018/6/16 15:30)
【シドニー=時事】豪経済紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビューは15日までに、同国の第5世代(5G)高速通信の整備で、安全保障上の懸念を理由に、中国通信機大手、華為技術(ファーウェイ)が排除されるのはほぼ確実な情勢だと報じた。
同紙によると、豪当局は華為と中国政府との関連を懸念。豪国内で行われる5G関連の入札に同社の参加を認めないよう勧告した。ターンブル首相は近く、最終的な判断を示す方針という。
5G整備から華為の排除が決まれば、豪中関係が一段と悪化するのは必至とみられる。
華為をめぐっては、豪政府はこれまでも、国のブロードバンド整備計画から締め出した。同社がソロモン諸島政府との間で契約した高速通信の海底ケーブル敷設についても、豪政府が実施することを決めて、契約の撤回に追い込んだ。
(2018/6/16 15:30)