[ ICT ]
(2018/6/26 14:30)
米フェイスブック傘下の写真共有SNS(ソーシャル・ネットワーク)、インスタグラム単体の評価額は1000億ドル(約11兆円)余りと、2012年の買収額の100倍と推定される。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の集計データで明らかになった。
BIのアナリスト、ジテンドラ・ワラル氏の25日のリポートによれば、インスタグラムは向こう1年間で売上高が100億ドルを超える可能性が高い。インスタグラムの月間アクティブユーザー数は今月、10億人に達した。
ワラル氏の分析によると、インスタグラムは親会社フェイスブックよりも速いペースで新規ユーザー数を増やしており、5年以内に月間アクティブユーザー数は20億人を超える見通しだ。フェイスブックは既にこの目安を超えているものの、インスタグラムのユーザーの平均年齢はフェイスブックより若いため、広告主にとってより魅力的な媒体となっている。またインスタグラムはフェイスブックと異なり、米国内でもまだ伸びている。
BIが引用した調査会社イーマーケターのデータによれば、インスタグラムの向こう1年間の売上高がフェイスブック全体に占める割合は約16%と、昨年の10.6%から上昇する見込み。インスタグラムは先週、さらなる成長を目指し、動画投稿・閲覧アプリ「IGTV」を発表した。
しかしワラル氏は、IGTVはまだ開発途上であるため、2018年の売り上げの伸びの大半はニュースフィード上の広告に依存する可能性が高いと分析した。(ブルームバーグ)
(2018/6/26 14:30)