[ トピックス ]

大阪北部地震/阪大、23億円の電子顕微鏡破損 部品在庫なし

(2018/6/27 05:00)

  • 大型超高圧電子顕微鏡

大阪大学の超高圧電子顕微鏡センター(大阪府茨木市)にある大型超高圧電子顕微鏡が18日発生の大阪北部地震で破損し、使用不能になっている。23億円を投じ1995年に設置した同顕微鏡だが、メーカーに部品の在庫がなく修理が受けられないと判明。今後、大学側で図面を見ながら破損の状態を精査する。

致命的な破損がなければ、同センターで修理用部品を設計し、修復の可能性を探る。

センター長の保田英洋教授は「修理できるかは、どの部品が破損したかを詳細に調べる必要がある」と語る。修理可能なら2年以内に復旧できる見通しで、大阪府東大阪市などの製造業に部品の製造を依頼する方針。一方、15年に導入した新型の顕微鏡も使用不能に陥り、メーカーに修理を打診している。

大型超高圧電子顕微鏡は世界最高の加速電圧300万ボルトをかけられ、物質の構造や細胞内部などを詳細に観察できるという。

(2018/6/27 05:00)

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