- トップ
- 自動車・輸送機ニュース
- 記事詳細
[ 自動車・輸送機 ]
(2018/7/7 11:00)
【シカゴ=時事】米航空機大手ボーイングは5日、ブラジルの同業エンブラエルの小型旅客機部門を買収すると発表した。同部門を新たに設立する合弁会社に移管し、ボーイングが株式の80%を取得。残りの20%をエンブラエルが保有する。
ボーイングの出資分は38億ドル(約4200億円)。今回の買収により、70席から450席超までと、旅客機の品ぞろえを拡充。「顧客や従業員、株主に重要な価値を生み出す」と強調した。エンブラエルは「世界市場におけるリーダーシップを強化する」と期待を示した。
両社は今後数カ月間、詰めの交渉を行い、ブラジル政府や株主の承認を経て、2019年末までに手続きを完了する予定。
ボーイングによるエンブラエルの小型旅客機部門買収で、小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発中の三菱航空機(愛知県豊山町)の戦略に影響が及ぶ可能性もある。
(2018/7/7 11:00)