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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/7/28 08:00)
ドイツの自動車メーカー、ダイムラーは自社をメルセデス・ベンツ乗用車部門とトラック部門、モビリティー部門に3分割する。ここ10年で最大の組織再編の一環で、自動運転車や電気自動車への前例のないシフトに適応することが狙い。
ダイムラーの4-6月(第2四半期)決算は2四半期連続の減益となり、改革の必要性が浮き彫りになった。同社は今後数カ月にわたり貿易障壁や新たな欧州の排ガス検査、価格圧力などが重しになると警鐘を鳴らしている。
ダイムラーは昨年以来、顧客需要の変化により迅速に対応し、ウーバー・テクノロジーなど新たなライバル企業に対抗するのを可能にするため乗用車とトラック、モビリティーの各事業を3つの独立した部門にする計画に取り組んできた。同計画は26日の監査役会で承認され、実現に向け一歩前進した。今後は、来年5月の年次総会で株主の承認が必要となる。
マンフレッド・ビショフ会長は発表資料で、「組織再編により、当社はモビリティーセクターの急速な変化とそれに応じた戦略変更に取り組む用意ができた」とコメントした。(ブルームバーグ)
PROJECT FUTURE:Daimler positions itself for the Future(Daimler AG)
(2018/7/28 08:00)