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[ 医療・健康・食品 ]
(2018/8/4 08:30)
アルゴンガスを注入するCoravin社のワイン向け酸化抑制装置(13年7月、NY=ブルームバーグ)
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会添加物部会は2日、他の元素と反応しにくい希ガスの元素「アルゴン」について、食品衛生法に基づく食品添加物への指定を認める報告書をまとめた。省令改正などを経て、年内にも使用可能になる見通し。
アルゴンを食品の容器などに注入すると、食品成分が酸素に触れて起きる酸化を防ぎ、味や香りが損なわれることを抑える効果がある。大気中に存在する元素で、米国ではワインやジュース、欧州連合(EU)では原則、全ての食品への使用が認められている。
厚労省から評価を求められた内閣府の食品安全委員会は6月、人の健康に悪影響を及ぼす恐れはないと回答していた。
添加物部会はこのほか、イソブチルアミンなど7品目を香料として使用することも認めた。(時事)
(2018/8/4 08:30)