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[ エレクトロニクス ]
(2018/8/11 13:00)
【サンタクララ=ロイター時事】米半導体大手インテルは8日、人工知能(AI)向けCPU(中央演算処理装置)「Xeon(ジーオン)」の売上高が2017年に10億ドルに達したと発表した。
パソコン販売が頭打ちとなる中、インテルは携帯端末やウェブ向けのアプリに演算処理を提供するデータセンターの売り上げへの依存度を高めてきた。それらのアプリは、写真や音声認識機能といったAIに依存している。
ただ、AIの演算処理モデルを「トレーニング(学習)」するのには、インテルが長年にわたって中心的な役割を果たしてきたCPUよりも、米エヌビディアが展開するような画像処理の半導体の方が適しているとの考えが研究者の間で広がっている。
インテルのデータセンターの責任者、ナービン・シェノイ氏は、インテル本社で開催された金融アナリスト向けのイベントに出席。同氏は「インテルは、過去数年間にAIの『学習』を進めたことで、CPUの処理能力を200倍以上改善できた」と説明した。
(2018/8/11 13:00)