[ ICT ]
(2018/8/21 11:30)
米アップルは中国のアップストアから何千ものギャンブル系アプリを削除した。中国国営メディアは禁止されているコンテンツの一掃に消極的だとアップルを批判していた。
中国中央テレビ局(CCTV)などは今月に入り、アップルが違法かつ偽の宝くじアプリを放置し、だまされたユーザーが多額の損失を被ることになったと非難していた。CCTVは19日、アップルが今月9日だけで「ギャンブル」というキーワードでタグ付けされた少なくとも4000のアプリを削除したと報じた。
アップルは今回の措置を確認した上で、規制に従ったまでだと説明。だが、ゲームからソーシャルメディア、動画サービスに至る全形態のオンラインコンテンツに対する中国当局の断固とした措置が復活したことを示すもので、外国企業が中国でビジネスをする上で直面する困難を浮き彫りにしている。
アップルは電子メールで配布した発表文で、「ギャンブルアプリは違法であり、中国のアップストアに置かれることは許されない」と説明。「既に多くのアプリと、当社のアップストアで違法なギャンブル用アプリを販売しようとしていた開発業者を排除した。これらを発見してアップストアに入るのを阻止するため、われわれは警戒を維持して取り組んでいる」とコメントした。(ブルームバーグ)
(2018/8/21 11:30)