[ オピニオン ]
(2018/8/23 05:00)
今年の夏は記憶にも記録にも残る暑さだといえよう。岐阜県多治見市や埼玉県熊谷市の暑さは有名だが、とうとう大都市圏である名古屋市でも、観測以来初めて気温が40度Cを超えた。
東京でも朝から太陽が照りつけ、駅に向かう10分足らずであっという間に汗だく。「なぜこんなに暑いのに会社に行かねばならぬのか」と愚痴の一つも出てしまう。
インフォテリアが実践する「猛暑テレワーク」は、東京・大阪地区で最高気温35度C以上が予想される猛暑日に、自宅勤務などを推奨する。猛暑を避けて快適に働くことを狙いに、2015年に始めた。
18年は東京地区で7日間実施し、前年比2倍以上の延べ130人が利用した。「早朝から暑く、通勤に体力を消耗するが、テレワークなら体力ロスがない」「(自宅だと)楽な服装でもいい」と社員からは好評だとか。
同社は無料通話アプリケーション(応用ソフト)「LINE」を使って猛暑日の予報通知サービスを提供し、日本全体での猛暑テレワークを後押しする。今日は処暑。暑さも峠を越える節目だ。さて今年は残暑厳しいのか、あっさり秋めいてくるのか。いずれにしても今年の暑さで、働き方改革の効用を再確認できたといえる。
(2018/8/23 05:00)