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[ 化学・金属・繊維 ]
(2018/10/18 05:00)
米ボーイングのグレッグ・ボガッキーシニアテクニカルフェロー(写真)は17日開幕した「先端材料技術展2018」で講演し、世界の航空機需要について「アジアを中心に、2015―34年に約3万8000機を受け渡す計画だ。炭素繊維複合材などの存在感も確実に高まる。コスト削減と性能向上を追求していく」と強調した。
ボーイングの「787」や欧エアバスの「A350」の場合、機体に占める複合材の割合は50%に達する。両社とも前機種の15―20%から一気に伸ばした。「民間機は大型で軽量化ニーズが高く、複合材の採用で先行していた軍用機を上回る勢いだ。この流れはしばらく続く」と読む。
ボーイングの次期大型機「777X」では「複合材の重要度はもう一段増す」と明言。特に安全性や性能のほか、価格や発展性に重きを置く。今後は環境への配慮もカギを握るとし「システムやエンジン、空力などと補完しあう展開も必要だ」との期待を示した。
(2018/10/18 05:00)
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