[ ICT ]
(2018/11/2 12:00)
【シリコンバレー=時事】米IT大手グーグルの従業員が1日、同社がセクハラ告発に対処しなかったとの報道を受けて、世界各地で抗議のストライキを実施した。映画界に端を発するセクハラ撲滅キャンペーン「タイムズ・アップ(もうおしまい)」や、「労働者の権利は女性の権利」などと書かれたプラカードを掲げ、経営陣に職場の改善を求めた。
米メディアによると、カリフォルニア州の本社やニューヨークのほか、ロンドンやダブリン、シンガポールなど米国外のオフィスでも多くの従業員が職場を抜けた。主催者によれば、世界のオフィスの6割以上が参加を予定していた。
米紙ニューヨーク・タイムズは先週、グーグルが、「性的行為を強要された」と女性に告発された元幹部に9000万ドル(約100億円)の退職金を支払ったと報道。これを受けて、ピチャイ最高経営責任者は、過去2年間で48人をセクハラを理由に解雇したと明かし、職場環境の改善に取り組む考えを示していた。
(2018/11/2 12:00)