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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/11/24 08:00)
米アマゾン・ドット・コムは21日、顧客データを誤って他者と共有したことを明らかにした。最大の繁忙期である年末商戦を控え、個人情報保護でつまずいた格好だ。データを共有した相手の名前は開示していない。
アマゾンは技術的なミスで意図せずに顧客の電子メールと名前を他者に送ったが、既に修復が行われたと顧客にメールで通知した。パスワードの変更は不要だとも伝えた。通知した顧客の数は明らかにしていない。
アマゾンは「この問題を解決し影響を受けた可能性のある顧客に伝えた」と電子メールで説明したが、顧客の個人情報を誰が受け取ったかについて詳細は明らかにしなかった。
独立系調査団体である電子プライバシー情報センター(EPIC)のマーク・ローテンバーグ所長は、アマゾンが政府調査や制裁金支払いに直面するかどうかは顧客の居住地次第だと指摘。米連邦取引委員会(FTC)はプライバシー侵害を巡る調査に消極的だが、欧州連合(EU)はデータを共有された顧客の居住地がEUの管轄下にあれば、調査を実施し制裁金を科す公算が大きいとした。FTCはコメントを控えた。(ブルームバーグ)
(2018/11/24 08:00)