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[ エレクトロニクス ]
(2018/12/4 15:30)
米クアルコムはオランダのNXPセミコンダクターズ買収に再び乗り出す可能性を否定した。ホワイトハウスの1日の声明によると、中国の習近平国家主席はクアルコムによるNXP買収について、再提案されれば承認を検討すると発言していた。
クアルコムは電子メールで配布した資料で、「クアルコムが過去に提案したNXP買収に関するトランプ大統領と習主席にコメントには感謝しているが、この取引は期限が過ぎたことで打ち切られた」と説明。「クアルコムとしてはこの件は終わったものと考えており、5Gロードマップの実行を続けることに完全に集中している」とした。
クアルコムは同業NXPを440億ドル(約4兆9960億円)で買収する計画を7月に 断念。米中の緊張が高まる中で2年近く審査が行われ、中国当局の承認を得られなかった。
米中は1日のブエノスアイレスでの首脳会談で貿易戦争の一時的な「休戦」で合意。クアルコムとNXPを巡るコメントはホワイトハウスの発表資料に盛り込まれたが、中国側の発表文にはない。(ブルームバーグ)
(2018/12/4 15:30)