[ 政治・経済 ]
(2018/12/9 07:00)
【パリ=時事】フランスで8日、燃料税増税への抗議運動に端を発したデモが行われ、AFP通信によれば、全土で約3万1000人が参加し、パリで650人以上、仏全体では950人以上が拘束された。治安当局が全土で警官ら約9万人を動員して厳戒態勢を敷く中、シャンゼリゼ通りなどパリ中心部でデモ隊と治安部隊が衝突し、当局側は催涙弾と放水車で対応。仏メディアは、パリで30人以上が負傷したと報じた。
エリゼ宮(大統領府)周辺は安全確保のためデモ開始前から封鎖され、住民以外の通行が禁じられた。また、デモ隊が過激化する事態を懸念し、パリのエッフェル塔や美術館、デパートなどが臨時休業した。毎週土曜に行われるデモは回を重ねるごとに激化し、今回で4回目。1日のデモでは、仏全土で治安部隊を含む260人以上が負傷、680人以上が拘束された。
(2018/12/9 07:00)