[ ICT ]
(2019/1/18 12:00)
米アルファベット傘下のグーグルは、米フォッシル・グループからスマートウオッチ関連の技術と人材を獲得することで合意した。この分野での取り組みに弾みを付ける。
両社の発表文によると、フォッシルの知的財産取得に向けグーグルは4000万ドル(約43億7000万円)を支払う。また、人数は明示していないが、フォッシルの研究開発(R&D)担当者の一部がグーグルに加わる。フォッシルはR&D部門に200人程度が残ると説明している。
17日の米株式市場で フォッシル株は一時11%上げた後、3.3%高で引けた。アルファベット株は0.9%高で終了。
グーグルはここ数年、スマートウオッチの基本ソフト(OS)を他社に無償で提供してきたが、同OS搭載の機器は米アップルのスマートウオッチに売り上げの面でかなり後れを取っている。グーグルは自前のスマートウオッチを販売していない。
フォッシルの広報担当者は、グーグルが取得する知財は現在市場に出回っていない技術に関連すると説明。グーグルの広報担当者はさらなる情報の提供は控えた。(ブルームバーグ)
(2019/1/18 12:00)